そんな深い熱帯雨林に佇むヒーリングリゾート、シルキー・オークス。
全50棟の独立したロッジは、それぞれ森にとけ込むように建てられている。インテリアも至ってシンプルで、ウッディな造り。
バルコニーに吊されていたハンモックで、早速横になる。どこからか吹いてくる、ひんやりとしたそよ風と小鳥のさえずりをBGMにまどろむ一時。なんと贅沢なことか。思わず心地よい眠りに誘われてしまう。
メイン棟までのアプローチは、背の高い椰子の木や、色とりどりの熱帯植物に包まれ、「南国リゾートに来ているんだ」という心の高ぶりを、より強く感じさせてくれる。ウォーキングを楽しんでいるゲストともしばしばすれ違う。
メイン棟には、モスマン川を眺めながら食事を楽しめる「ツリーハウス・レストラン」をはじめ、野鳥観察やアフタヌーンティーに最適な眺めの美しい「ジャングル・パーチ」、バーカウンターやゲストラウンジなどがあり、思い思いのひとときを楽しめる。
ディナーは日替わりの4コースからチョイス。
この日の前菜は、牛肉のサラダまたはワニのチーズケーキ風、メインはグレートバリアリーフで捕れたトラウト、チキンのワイン煮込み、野菜のラザニアの中から1品。 |
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料理が出てくるまでの間、ワインを片手に眼下の川のせせらぎと木々の葉が奏でる音を楽しむ。なんとも贅沢な空間が、時の流れをゆるやかにしてくれる。
気がつけば、周りのテーブルでもゲストが遅めの夕食を楽しみ始めていた。
何気に聞こえた、後ろのテーブルのオーストラリア人カップルの会話が面白い。先に前菜のワニ料理を注文していたらしい若いカップルに、「ワニのチーズケーキ風って美味しいかい?」と後から来た年輩夫妻が尋ねると、そのカップルの男性の「そりゃ美味しいよ。さっき下の川で採ってきたばかりなので、新鮮そのものだよ。」という切り返し。年輩夫妻は大笑いで、ワニを注文していた。“下の川”、つまり眼下のモスマン川は、カヌーやシュノーケリングが楽しめる、透明度の高い綺麗な川である。
とても陽気な会話が印象に残った食事であった。
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