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オーストラリアへの誘い
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・真っ白なビーチに抱かれて:リザードアイランド
・燃えるような赤土の台地:ロンギチュード131°
選択しているのは五感で味わうレインフォレスト:シルキーオークス
・紺碧の海に囲まれた大人の隠れ家:ベダラアイランド
本文
五感で味わうレインフォレスト:シルキーオークス・ロッジ
 ケアンズから北へ、1号線の美しい海岸線を快適にドライブ。信号もなく、頬を横切るそよ風が何とも心地よい。湊町ポート・ダグラスを過ぎると景色は一変。サトウキビ畑が眼前に広がってくる。背の高いものは4メートルほどもありそうだ。
 走ること約1時間30分。地球上最古の熱帯雨林、デインツリー国立公園にシルキー・オークスは存在する。デインツリーは、1億3,500年以上前に誕生したといわれ、世界でも類い希な歴史的教訓の舞台として世界遺産にも登録されている。
 そんな深い熱帯雨林に佇むヒーリングリゾート、シルキー・オークス。
 全50棟の独立したロッジは、それぞれ森にとけ込むように建てられている。インテリアも至ってシンプルで、ウッディな造り。
 バルコニーに吊されていたハンモックで、早速横になる。どこからか吹いてくる、ひんやりとしたそよ風と小鳥のさえずりをBGMにまどろむ一時。なんと贅沢なことか。思わず心地よい眠りに誘われてしまう。

 メイン棟までのアプローチは、背の高い椰子の木や、色とりどりの熱帯植物に包まれ、「南国リゾートに来ているんだ」という心の高ぶりを、より強く感じさせてくれる。ウォーキングを楽しんでいるゲストともしばしばすれ違う。
 メイン棟には、モスマン川を眺めながら食事を楽しめる「ツリーハウス・レストラン」をはじめ、野鳥観察やアフタヌーンティーに最適な眺めの美しい「ジャングル・パーチ」、バーカウンターやゲストラウンジなどがあり、思い思いのひとときを楽しめる。

 ディナーは日替わりの4コースからチョイス。
 この日の前菜は、牛肉のサラダまたはワニのチーズケーキ風、メインはグレートバリアリーフで捕れたトラウト、チキンのワイン煮込み、野菜のラザニアの中から1品。
 料理が出てくるまでの間、ワインを片手に眼下の川のせせらぎと木々の葉が奏でる音を楽しむ。なんとも贅沢な空間が、時の流れをゆるやかにしてくれる。
 気がつけば、周りのテーブルでもゲストが遅めの夕食を楽しみ始めていた。

 何気に聞こえた、後ろのテーブルのオーストラリア人カップルの会話が面白い。先に前菜のワニ料理を注文していたらしい若いカップルに、「ワニのチーズケーキ風って美味しいかい?」と後から来た年輩夫妻が尋ねると、そのカップルの男性の「そりゃ美味しいよ。さっき下の川で採ってきたばかりなので、新鮮そのものだよ。」という切り返し。年輩夫妻は大笑いで、ワニを注文していた。“下の川”、つまり眼下のモスマン川は、カヌーやシュノーケリングが楽しめる、透明度の高い綺麗な川である。

 とても陽気な会話が印象に残った食事であった。
 シルキー・オークスは、アクティビティも充実している。
 到着時に1週間分のアクティビティのスケジュールメニューが配布され、「明日は終日グレートバリアリーフに出かけてシュノーケリング、翌日はモスマン渓谷へ出かけて遊歩道を散策し森林浴、午後からはスパでのんびりしよう。その翌日はカヌーと乗馬を楽しんで…」といった具合に、好みに合わせて豊富なアクティビティを選んで楽しむことができる。挑戦してみたいアクティビティを相談すれば、スケジュール調整も手伝ってくれる。
 中でもカヌーは、ホテルの前がモスマン川であるため、ちょっと空いた時間に気軽に挑戦できるお薦めのメニューである。ただ、一人で川まで運ぶのは、ちょっとしんどかったけど…。

 カヌーに寝そべって、空をぼーっと眺めてみると、水色のキャンバスに綿菓子のような真っ白な雲が流れていくのが分かる。
「普段、こうやって空を眺めることなんて、あまりないな…」なんてことを考えているうち、かなり下流に。大自然にとけ込む自分を感じながら、慌てて戻った。

 また、ここシルキー・オークスで忘れてはならないのが、スパである。
「シルキー・オークス・ロッジ&ヒーリング・ウォーターズ・スパ」とのホテルの名のとおり、水をテーマにしたスパ・トリートメントに力を入れている。
 最初のカウンセリングでは体調や好みを考慮し、使用するオイル、ソルト、泥を薦めてくれる。
 素材にはミネラル分をたっぷりと含んだモスマン川の泥や、植物を織り交ぜたハーブソルトなど、天然素材をたっぷりと使用しているとのこと。今回は、自分好みのレモンの香りがするハーブをチョイスした。

 セラピストの心地よいマッサージと柑橘系の甘い香りが、高ぶった神経を癒してくれ、快楽へと導いてくれる。
 中でも、背中に「聖なる石」を並べ、温かいシャワーで約20分間全身を洗い流されている時は、体から力が抜け、宙に浮いているような感じが止まらなかった。
 長旅の疲れを取り除いてくれる、不思議なスパ・トリートメントに感動を覚えた瞬間であった。

 都会の喧噪から少し離れた、地球最古の熱帯雨林の中に佇む「シルキー・オークス」。
 この深い森のリゾートは、古くから変わることのない自然の営みを十二分に感じさせてくれる。アボリジニのスピリットを是非、五感で味わってみてほしい。
※「シルキーオークス」のご紹介はこちら
 …ホテルセレクション:オーストラリア > シルキー・オークス・ロッジ
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