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アマニカス
とインドの旅 −Aman Comes to India−
Text & Photo by Hiroshi Kuchiki
インドは呼ばれた者だけが、訪れることができる場所だと言う。オープンして2ヶ月が経過した2004年1月18日、アマンがインドへ呼び寄せてくれた。とてつもなく広大な土地で、人口が中国を抜いて世界一になろうかという人また人の森である。
そのインドでアマンが用意してくれたのは、北西部ラジャスターン地方にわずか6つのテントしかないサファリキャンプと、マハラジャが住まう巨大宮殿、そして首都デリーのブティックホテルの3つである。
町が違えば人も歴史も文化も違う。「バリ島に3つのアマンが存在するように、ホテルだけではなく、地域の魅力、インドそのものの魅力を感じとって欲しい。」とは各ホテルGMの言葉であった。
確かにインドへのアクセスは不便である。旅慣れた人でも、いざインドというと少々の不安がつきまとっても不思議はない。到着すると人の波、デリー市内は常に渋滞でクラクションが鳴り止むことがない。定時発着率が低く、今でも国内線の2本に1本はディレイといったありさま。たとえ1等車を選んでも列車の旅はお世辞にもきれいで快適とは言えないもの。
しかしながら、だからこそアマンで過ごすインドは格別な体験と感動をもたらしてくれた。
不便であれば不便であるほど、非日常であればあるほどに「らしさ」を発揮するのもまたアマンマジックだと言えるだろう。
Aman Comes to India −アマンがインドにやってきた−そういうコピーがしっくりくるアマンリゾートの新しいシーンの登場。
夕闇が迫るインディラ・ガンジー国際空港の到着ロビー、インドアマンの旅はブラックスーツに身を包んだザ・マナーのホテルスタッフの出迎えからはじまる。アマンとともに各地を訪ね、彼らに身を委ねているうち、いつしか不安のかけらは消え、食事の時も、移動の時も、観る時も、寝ている時も、すべてが快適な時間へと変化していくのを感じる。
今回、アマンのあるインドを皆さんに紹介できることを、この上なく嬉しく思います。インドにオープンしたばかりですが、4月にはブータンに「アマンリラ」のデビューも決定しています。他プロジェクトも着々と進行中とのこと。当分この地域から目が離せそうにありません。
いいリゾートはいつも旅の目的地。
今後もアマンが新境地へと導いてくれることでしょう。