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カリブ海の新星、アマンヤラ
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カリブ海の新星 アマンヤラ
Text & Photo by Hiroshi Kuchiki

 “タークス&ケイコス”と聞いて、それがいったい何のことなのか、それが地名だと分かっても、どこのことであるのかピンと来る人は、欧米人でもそうはいないことだろう。
 アマンリゾートが新たに選んだ場所。それがマイアミから南東900キロに位置するカリブ海に浮かぶ英国領、タークス&ケイコス諸島である。2006年3月、今回もアマンが見知らぬ新境地へと誘ってくれた。
 “Peaceful Place”の意味を持つ「アマンヤラ」は、日本からは最も遠いアマンリゾートの一つとなった。

 今回の足は、アメリカン航空のニューヨーク経由。JFKエアポートホテルで前泊の後、翌朝のAA1015でアマンヤラのあるプロビデンシャレス島へと向かった。

 約3時間のフライトで、ターコイズブルーの海と珊瑚に囲まれた島の小さな空港に到着。風こそあるものの、まるで肌を突き刺すくらいに強烈な日差し。陽気な現地ホテルスタッフの出迎えを受け、海岸沿いを走ること30分。島の北西海岸にあるリゾートに到着した。

 人口わずか2万人足らずのタークス&ケイコス。1980年代から西インド諸島のリゾート地として少しずつ知られるようになり、プロビデンシャレス島には、いくつかのリゾートホテルも点在している。

 しかしながら、そのどれもが島の東側。アマンヤラのあるマルコムビーチは、ひっそりと静まり返り、周辺にはアマンヤラ以外何もない。それもそのはず、ここアマンヤラは世界で最も美しいリーフを持つとされる、1,678ヘクタールの広大な「ノースウェストポイントナショナルパーク」に隣接しているのだ。
 車寄せからエントランスの階段を上がると、そこがフロントデスク、レストラン、バー、リビングスペース、メインプールがある、アマンヤラの中心的パブリックスペース。

 色彩豊かなカリブのイメージとは対称的に、建物の大部分には木材を使用しているため、モダンテイストの中にも木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気。それぞれの施設は、満面の水をたたえた人口の池にまるで浮かんでいるかよう。40室ある“パビリオン”と名づけられた低層の客室は、広大な敷地に生い茂るジャングル内に点在しているため、その全景をうかがい知ることはできない。

 池の正面、三角屋根のバーを抜けると、そこにあるのはアマンヤラの象徴、50mのインフィニティプールと、プールの正面と左右に一つずつ配置されたデイベッド付きガゼボ。なんともシンプルで美しい。
 プールの奥には遮るものが何一つなく、大西洋の大海原が広がっている。パラソルのあるサンデッキに、ミネラルウォーターと冷たいおしぼりのサービスはもちろん健在。

 アマンヤラは、海面から5メートルほどの岩の上に建っているため、ビーチへは階段を使って降りることになる。
 そこはまさしくパラダイスビーチ。これぞ「ホワイトサンドビーチ」といったキラキラ光る美しい砂浜に、沖はサファイア、手前はエメラルド色に輝く透明感のある遠浅の海。砂浜の周辺に点在するゴツゴツした岩場が、遊び心をかきたててくれる。

 今回のアマンヤラ滞在中、レストランやバーなどの各施設で、現地スタッフに混じって働く、たくさんのアジア系と見られるスタッフに遭遇した。
 聞けばオープニングスタッフとして、アマンプロから50名ほど応援で来ているとのこと。加えて、GMのジョンは、アマンプロ、アマンプリのGMを歴任した、アジアのアマンを知り尽くした人物の一人だ。
 オープン以来、北米からのゲスト、とりわけセレブと呼ばれる人達に人気を集めつつあるアマンヤラ。カリブに誕生したこの新星アマンにも、彼ら様々なスタッフの手によって、今後数々のアマンマジックが生まれていくに違いない。
※「アマンヤラ」のご紹介はこちら…アマンリゾートアマンヤラ
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