コート・ダ・ジュールの風に吹かれて
第8回
アルベール大公にお会いしました!
Text by 玉置美智子
モナコの君主、アルベール大公は、王妃グレース・ケリーとレーニエ3世のご長男。2005年7月に、前君主レーニエ3世の逝去に伴い、即位されました。
環境問題に積極的に取り組んでおり、2006年4月に地球温暖化の実態調査のため北極を探検。同年6月には、アルベール2世基金を創設し、水資源の確保、絶滅の危機に瀕している生物の保護、地球温暖化問題を主要な課題として世界に呼びかけ、様々な支援活動をしています。
モナコといえばラグジュアリーなイメージですが、一方でエコロジー先進国でもあるのです。最近、エコ・ラグジュアリーという言葉を耳にします。「エコロジーを大切にしながら、快適さを提供する」という意味ですが、モナコは現大公アルベール2世のお力で、エコ・ラグジュアリーの分野で世界のリーダー的役割を果たしています。
アルベール大公のこのような施策を日頃から尊敬していた私は、いつかお会いしたいと願っていました。
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私が通っていたモナコ国際大学の6月の卒業式に、所用でお見えになれず、残念な思いをしていた矢先、20名ほどのプライベートなバーベキューパーティでお会いできるチャンスに恵まれました。
モナコのプライベートバンク「ジェイ・サフラ」のトップ、ギー・トマ氏の豪邸のプールサイドで行われたそのパーティには、ギー・トマ氏と親交のある、ニースのミシュラン1ツ星レストラン『Keisuke Matsushima』のオーナーシェフ・松嶋啓介さんがお声をかけてくれました。
松嶋シェフと会場へ足を踏み入れると、ほどなく、「私はアルベールです」とアルベール大公が日本語で話しかけてくださり、もうびっくり。一番初めにご挨拶をした方がアルベール大公だったのです。
どうやら、車で入り口付近を走行中に、アルベール大公の乗った車とすれ違っていたらしく、「車ですれ違ったので君たちのこと覚えているよ」とのアルベール大公のお言葉に、いっそう感激!!。
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